RDI®とはRelationship Development Intervention はアメリカ、テキサス州ヒューストンのConnections Centerで開発され、21世紀の療育を標榜している援助プログラムです。
RDI®は自閉症、アスペルガー障害、あるいは広汎性発達障害、ASD(自閉症スペクトラム障害)と呼ばれるような、対人関係、コミュニケーション、イマジネーションと興味関心、社会的な行動や集団適応などの領域で多くの発達的困難を抱えたお子さんとそのご家族、および直接支援に関わる人々を対象にした、療育(療育)支援プログラムです。
2001年に最初の形が整った後も毎年のようにバージョンアップされ、現在ではインターネット技術を最大限に活用する画期的なシステムへと進化しています。
「対人関係発達指導法」と訳されたりしていますが、実際には「対人関係を発達させるための指導法」というイメージとはかなり違った、包括的発達支援プログラムです。
RDI®では、自閉症や広汎性発達障害の子供(大人)が大きな困難を抱えている、「複雑であいまいさに満ち、絶えず変化する現実の社会生活の中で、臨機応変、柔軟かつ創造的に対応するための能力」をダイナミック・インテリジェンスと呼び、こういった力を発達させることを中心テーマにして全体のプログラムが構築されています。社会的なスキルやハウツーを教えるのではなく、子供たちが(実際に、自分の力で)ダイナミックな頭の使い方を学び、獲得し、発達させられるよう支援するためのアプローチです。
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